
こんにちは、Gene-K です
人の失敗について口を出す必要はない。
ただし、他人が悪いことをしようとしている時に黙っていてはいけない。
キケロ
ちょっとしたミスや失敗をした人に対し、立ち直れないぐらいに、皆がこぞって「あーだ」「こーだ」と意見する。ネットで叩く。そんな風潮。
悪いことをしている人には、見て見ぬ振り。我関せずで、だんまりを決め込む。でもスマホで撮影、拡散する。
学校や会社など、様々な組織の中でも似たようなことがありますよね。
チャレンジを奨励する、失敗を恐れるなと言いながら、いざ失敗してしまうと、アドバイスで擁護する余裕はなく、なぜなぜと責任論で責め立てる。
再チャレンジの意欲の芽を根こそぎむしり取るように。
また、教育や指導のために本人にとって耳の痛いことであっても、その時に言わないといけないことが言えない上司、教師…
その背景に、ハラスメントに対する恐れがあるようですが、人を育てるためには、時には耳の痛いような厳しい意見をしっかり伝えなくてはなりません。
もちろん、言うだけでなく一緒になって問題解決する姿勢が重要です。そこではじめて信頼関係が出来あがります。
このキケロの言葉は、人を育てる上での大事な教訓でもあります。
そして、誰もがこの言葉に従って行動できれば、もっと規律のある、暮らしやすい世の中になりそうです。