
こんにちは、Gene-K です
ロックに前のめりになりだした1970年代の後半から80年代に、ものの見事にハマった日本のロックンロール・バンド、シーナ&ロケッツ。
きっかけは YMO
出会いのきっかけは、イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)。テクノポリスで虜になってから出るレコードはとりあえず全部買い。
「スネークマンショー(急いで口で吸え)」にYMOの楽曲が収録されると聞き、即買い。
とにかく、当時としては、びっくりのアルバム。音楽レコードというより、ラジオ・ドラマ(コント風)のアルバム。(このスネークマンショー、知る人ぞ知る的に大ブレーク。YMOとコラボも)
ラジオ・ドラマの合間に、ロック、テクノ、ポップ、ニューウェーブ音楽が混在して流れる斬新さ。収録曲も斬新。奇人クラウス・ノミも登場したりと。
このアルバムに収録されたYMOの曲は「磁性紀-開け心-」の1曲オンリー。最初に流れる曲。で、その次の2曲目が、シーナ&ザ・ロケッツの「レモンティー 」。初めましてで、一発触発の大粉砕。荒削りでスリリングなサウンドに、ハスキーでパンキーなボーカルが絡み合って、一瞬で大好きに。そこからシーナ&ロケッツ愛がスタート。
鮎川誠さんが、シーナ&ロケッツの前にギタリストで活躍したバンド・サンハウスにさかのぼって、ルーツを聴きあさってみたりも。ボーカルの柴山俊之さんのぶっ飛んだビジュアルとステージングはインパクト抜群で、パンク&ブルースなロックに心酔。
愛聴盤(アルバム)は「真空パック」
シーナ&ロケッツ(SHEENA & THE ROKKETS)の名盤で、愛聴盤は「真空パック」です。
サンハウスの柴山さん、YMOの細野晴臣さん・坂本龍一さん・高橋幸宏さんの強力なサポートということはもちろん、パンク風なアルバム・ジャケットのデザイン、もちろん収録曲のセンスが抜群。
BATMAN THEME で始まり、YOU MAY DREAM、レイジー・クレイジー・ブルース、YOU REALLY GOT ME、RADIO JUNK などなど、ジェームズ・ブラウンやキンクスのカバーも完全にシナロケ・サウンドに。YOU MAY DREAM は、JALのCM曲で一世を風靡したビッグ・ヒットでブレイク。ワイルドでクールだけど80年代のポップでハッピーなエッセンスもあちこちの、聴き飽きないアルバム。
1 BATMAN THEME
2 YOU MAY DREAM
3 センチメンタル・フール
4 オマエガホシイ
5 レイジー・クレイジー・ブルース
6 恋のムーンライトダンス
7 STIFF LIPS
8 HEAVEN OR HELL
9 I GOT YOU,I FEEL GOOD
10 YOU REALLY GOT ME
11 RADIO JUNK
12 ロケット工場
お気に入りの3曲と聴き比べ
YMOの名盤「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー」には、鮎川誠さんが、ソリッド・ステイト・サヴァイヴァーとデイ・トリッパーの2曲にギター参加したり、YMOのツアーでシーナ&ザ・ロケッツがオープニング・アクトで共演したり、ゾッコンだったYMOの近未来的テクノと、シーナ&ザ・ロケッツのストレートなロックンロールのコラボに脳天ぱぁ〜に。
脳天に突き刺さった曲は数多いけど、お気に入りの3曲をムリやり選ぶとすると「YOU MAY DREAM」「Pin-up baby blues」そして「レモンティー」でしょうか。まぁ、定番どころになっちゃいますが。
とくに「レモンティー」は、ちょうど、UKパンクに敏感になりだした私の耳にすんなり。リズムもスピード感も意味深な歌詞もバッチリ。シーナさんのハスキーボイスがいい感じにエロかったし(笑)
当時、原曲はナニ?的の、どれが正解か?みたいなこともちょいちょい話題になりましたっけね。
シーナ&ザ・ロケッツのギタリストとして在籍していたサンハウスのコレが「レモンティー」という曲としてのオリジナルです、よね。クレジットにもそう記載されてたし。
ルーツ(オマージュ?)として挙げられてたのがこれらの楽曲「Train Kept A Rollin’」。
有名どころのカバーもいっぱい。
TINY BRADSHAW
Johnny Burnette
The Yardbirds
Led Zeppelin
Jeff Beck
The Clash
Hanoi Rocks
Aerosmith
どれもこれもカッコいいですが、やっぱり私的にしっくりくるのは、シーナ&ロケッツの「レモンティー」ですね!
そういえば、Disco OZ でも、稀に聴いて踊った記憶が…

シーナ&ロケッツ、永遠に…