
こんにちは、Gene-K です
真に偉大な人間になるためには、人々の上に立つのではなく、彼らと共に立たなければならない。
モンテスキュー
人の上に立つこと、肩書や役職があるということを人間として偉いこと(格上・上級・上流)だと勘違いしている人がいます。
たとえば、企業によくある、役職が上がるほど、横柄(態度・言葉遣い等)になる役員、管理職。
自分ひとりでは何もできないということを周りから見透かされ、裸の王様状態の悲しき残念な人たちも。
政治の世界だと、選挙中はペコペコ、当選し途端にオラオラと肩で風を切って先生ヅラする政治家。
よく初歩的なエラーの失態でメディアに叩かれる、国民失望者の典型です。
とにかく想像力がない。そして、なにより教養がない。
人間は地位が高くなるほど、足もとが滑りやすくなる。
タキトウス
こうした、誤ったリーダーの任命が組織としてのまとまりを欠き、時にハラスメントをも引き起こします。
モンテスキューのこの言葉、組織におけるリーダーの志(こころざし)として最も基本的かつ重要なことを的確に表現しています。
時代が変わっても、原理原則は変わらないということです。
天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず。
福沢諭吉
ベースは人格
リーダーシップは、信頼と協調の上に成り立つものです。
リーダーシップのベースは「人格」です。リーダーたるもの、人格者であるべきです。
自分は周りに生かされている、という感謝と謙虚さが必要です。
それは、人として当たり前のことを、当たり前にできる人です。
人と自分は違う
考え方、価値観、心情心理は、人それぞれです。
皆が同じでないから、いろいろな意見があり、いろいろなアイデアが出ます。
そうした多様な人たちが安心して自分の役割を果たせるような組織文化を醸成するのがリーダーの役割です。
また、そうした組織には、自ずと成果や価値が創出されてくるものです。
自分と人は違う。人には心がある。
心は見えないということを常に念頭において行動するのができるリーダーです。
良い習慣
リーダーは、組織の本質をしっかり認識しなくてはなりません。
人をまとめる立場であれば、何より “人徳” が大事だという原則を大事にして。
例えば、あの人のためなら頑張ろう! 苦労を共にしても大丈夫だ! というような、人としての魅力。
いまどき、よく言われるところのエンゲージメントに通じるものがあります。
人徳は習慣です。意識して装うとすぐボロが出ます。
優れたリーダーは良い習慣を持っています。
リベラル・アーツ
科学的なマネジメント手法も必要かもしれませんが、何より基本となるリーダーの本質をしっかり学ぶことです。
リーダーとしての「哲学」です。これも立派な『リベラル・アーツ(教養)』です。
混沌さが増しているVUCAの時代、前例はあてになりません。過去よりも未来創造です。
まず何より人を大事に、常に最適を目指し、自らの信念で突き進むホンモノのリーダーが強く求められます。
ありとあらゆるところで….