
こんにちは、Gene-K です
Wi-Fiとかルーターとかネットワークに感して"ど素人"の私。
今回初めてポケット型Wi-Fi というモノを購入し3ヶ月ほど使ってみました。
実際に使用した感想をレビューします。
ちなみに、選んだサービスは「楽天モバイル」で、Wi-Fi機器は「Rakuten WiFi Pocket 2B」です。
なぜポケット型Wi-Fi?
ふだん使用しているノートパソコンやタブレットの多くがWi-Fi モデルなので、これまで外出先でのネット接続はiPhoneのデザリング(月額500円)で乗りきっていました。
でも、経年劣化で?そのiPhone自体のバッテリーの減りがすこぶる早くなってしまい、デザリングの使用でiPhoneに機器をネット接続するとどっちも使えないという共倒れになってしまう事態が頻発するように。
また、iPhoneの契約(ソフトバンク)で使用できるデータ容量が50GBなのですが、知らぬ間に容量不足になってしまったり、そもそも場所によってソフトバンク回線が(電話も)繋がりにくかったりというイライラ感も。
かと言って街中に飛び交うフリーWi-Fiはセキュリティ面で怖くてやはり簡単には使えないですしね。
そんな状況を打破するため、これまで長くずーっと気になっていたポケット型Wi-Fiというモノを購入することになった次第です。
なぜ楽天モバイル?
いろいろとサービスを比較検討してみたのですが、どこがどうなのか違いがよくわからないし、結局は実際に使って(接続して)みないと費用対効果もわからない、というのが正直なところです。
で、とりあえず悩んでみた結果、Wi-Fi本体代が実質0円!という驚きの価格設定と、回線利用料金が3ヶ月無料のキャンペーン(2022年2月8日終了)、さらに楽天ポイントが5000ポイント付与されるという楽天ユーザーの私には超ありがたい特典にひかれて楽天モバイルに決めました。
ます、機種は「Rakuten WiFi Pocket 2B」を選択。
2022年の2月1日から利用開始しました。
契約解除料も0円とのことですので、実際に使ってみて、もし繋がらない、遅すぎる、ダメで使えない!ということであれば、3ヶ月の無料期間で解約してもいいかなというお試し感覚でのスタートです。

費用対効果(回線速度・利用料金)は?
やはり不安なのは、20GB以上はどれだけ使っても定額となっているけど速度が遅くて使いものにならないのでは?ということ。
それと、そもそもちゃんと繋がるのかな?ということ。
これが一番大事!
注意すべきは、楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」というサービスは、楽天回線とパートナー回線の2つの電波を利用していて、楽天回線に接続する場合は容量無制限で利用でき、パートナー回線に接続する場合は月5GBの制限が設けられているということです。
楽天回線に接続できないと定額無制限のメリットはなさそうです。
そこで、まず確認したのは、サービスエリア(楽天回線エリア)です。
楽天モバイルのホームページで現在4G接続可能エリア(機器が5Gには対応していないとのことなので)を確認しておきました。
https://network.mobile.rakuten.co.jp/area/
今後、接続可能となる計画エリアの記載もありますが、問題は「今繋がるかどうか」です。
利用想定範囲の場所で接続可能かどうかを住所検索してみると、ほぼ楽天回線で接続可能。
楽天回線でずっと接続できれば月額3,278円で実質無制限に利用可能です。
ここは、楽天モバイルの公開情報を信頼してみることに。
次に、料金の確認です。楽天モバイルのポケット型Wi-Fiにかかる料金は、楽天モバイルの回線費用(Rakuten UN-LIMIT Ⅵ)とWi-Fi本体代の2つに区分されていました。
楽天モバイルのポケット型Wi-Fiの回線費用は「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ(楽天アンリミットシックス)」というプランが適用されます(2022年2月申込時点)。
料金設定はデータ利用量によって以下のとおりです。これは、あのインパクト大のテレビCMで説明しているスマホの場合の回線費用と同じみたいですね。
1GBまでー0円
3GBまでー980円(1,078円/税込)
20GBまでー1,980円(2,178円/税込)
無制限ー2,980円 (3,278円/税込)
注意:プラン改定により「0円」はなくなりました。
データ利用量が月1GB以下なら月額料金0円で利用できるとのことですが、正直、私の普段使い(Spotifyの流しっぱなし、YouTubeの視聴、ブログ、インスタ、Twitter… )ではこの0円適用はかなり厳しいかなと。
データ利用量が20GB以上の場合、どれだけ使っても月額3,278円(税込)となっています。
従量制で高額の料金を請求されることはないようです。
プランがひとつで、シンプルでわかりやすいのは安心ですね。
ただし、注意が必要なのは、すでに楽天モバイルを契約している場合、2回線目になると0~3GBは1,078円となってしまうとのことです。
楽天モバイルのWi-Fi本体代は・・・
Aterm MR05LN RW 23,800円
Aterm MP02 LN 13,800円
Rakuten WiFi Pocket 2B ⇒ 1円
Rakuten WiFi Pocket 2C ⇒ 1円
Rakuten WiFi Pocket(2B・2C)に限っては、Rakuten UN-LIMIT Ⅵ の初めて申込み + Rakuten WiFi Pocket の同時購入で、なんとWi-Fi本体代が1円なってしまうということ。
さらに、楽天ポイントが5,000ポイント(期間限定ポイント)還元(キャンペーン中は)となっていますので、Wi-Fi本体代は実質無料でした。
さらに、契約事務手数料も0円で、初期投資なしでお得にポケット型Wi-Fiを手に入れることができました。
Rakuten WiFi Pocket 2Bと2Cの違いは、充電口(2Bの充電口はmicroUSB、2Cの充電口はUSB Type C 2.0)と重さ(ちょっとの差)、発売日だけのようです。

申込みから3ヶ月間、実際に使った感想
申込みはオンラインでおこないました(ショップでの申込みもできるようです)。
私の場合、楽天会員ということで申込み手続きは少し簡単にできた?ようです。
申込みの翌々日にはポケット型Wi-Fi(Rakuten WiFi Pocket 2B)が宅配便で手元に届きました。
思ってよりも早く届きました。
では、改めて「Rakuten WiFi Pocket 2B」のスペックを確認。
サイズ(高さ/幅/厚さ) 約63.8 × 約107.3 × 約15 (mm)
重量 約106g
連続待受時間(LTE / 3G / GSM)約300時間 / 約300時間 / –
連続通信時間(LTE / 3G / GSM)約10時間 / – / –
バッテリー容量 約2,520mAh
Wi-Fi規格 IEEE802.11(b/g/n) ※2.4GHzのみに対応
テザリング 16台まで同時接続可
SIMタイプ microSIM
付属品 micro USB Type-Bケーブル / クイックスタートガイド
さっそく説明書に記載のとおり、同封の通信用SIMカードを本体を差し込み、スマホから管理画面に接続してパスワードなどを設定。
あとは通常のWi-Fi接続と同じ要領でパソコンからネットワークの接続。
特に戸惑うことなく、比較的簡単に楽天モバイルの回線にWi-Fi接続することができました。

今回使用しませんでしたが、本体のQRコードをスマートフォンで読み込むだけで、簡単スムーズにWi-Fiの接続ができる機能もあります。
気になるのは実際の回線速度です。
Rakuten WiFi Pocket2B でネット(楽天回線)に接続し、速度計測サイトで上りと下りの回線速度を測定してみると、10Mbps~50Mbps程度(平日20時以降の時間帯:平均30Mbps)の速度でした。
決してハイスピードではありません。
ソフトバンク光回線と比較すると遅さは感じますが、YouTubeの視聴など通常のネット使用に支障はありません。
ZOOMでのオンライン会議も問題ありませんでした。
動画視聴や通常のネット利用には問題ない速度が確保されていますが、使っていて気になる点がありました。
無料期間の3ヶ月、月に100GBを超えるぐらいにガンガン使ってみると、楽天回線のみの利用でも速度が急に遅くなる現象がたびたび。
ネットで調べると、楽天回線であっても1日の利用量が10GBを超えると、その日だけ速度制限がかかるようです。
実際、楽天モバイルのサイトにも小さな字で「公平なサービス提供のため速度制御の場合あり」と記載されていました。

また、対応エリア内であっても地下や建物の中では楽天回線に接続できないことや、楽天回線のエリア内のはずなのにパートナー回線にしか接続できないこともありました。
エリア拡大で今後解消されるかもしれませんが。
利用状況の確認は「my 楽天モバイル」
どこの回線で、容量はどれくらい使っているのなど、リアルタイムに利用状況を確認するために「my 楽天モバイル(アプリ/Web)」があります。
「my 楽天モバイル」は、データ利用状況の確認から、登録内容の確認・変更、購入した製品の配送状況の確認まで、さまざまな機能を利用できます。
my 楽天モバイルでデータ利用容量を細かくチェックすれば、費用を最小限に抑えることができます。

どこの回線に接続しているか、回線ごとの利用容量も確認できます。

また、my 楽天モバイル経由で解約も可能です。
Rakuten WiFi Pocket2Bを解約する場合、機器本体を返却する必要はないのですが、SIMカードは解約から1ヶ月以内に指定の場所に郵送で返却する必要があるとのことです。
使ってみて率直な感想
とりあえず3カ月間、ガンガン利用してみた感想は「コスパ良し」の「使い勝手は良し」でした。
とはいえ、今メインで利用しているソフトバンク光回線を解約して楽天モバイルに完全移行するまでには至りません。
タイミングによっては回線が途切れたり、大容量ファイルの送受信、Windowsアップデート、アプリのダウンロードやアップデートなどをすると、あっという間に最大金額に到達してしまいます。
メインでの利用は(当然のことですか)心許ないですね。

Rakuten WiFi Pocket 2Bは軽くて薄くて小さくて胸ポケットに収まりますので、持ち運びのしやすさは秀逸のモバイルルーターです。
外出先での使用や光回線のトラブル時の予備回線としての使用が妥当かなと思います。
無料期間が終わりましたが、しばらく最低限の容量と料金の範囲で利用継続し、さらに様子を見ようかと思います。
補足:プラン変更により一番の売りの「1GBまで0円」が廃止になりましたのでご注意ください。