80年代の洋楽・おすすめのアルバム:For How Much Longer Do We Tolerate Mass Murder? / The Pop Group(ポップ・グループ)

こんにちは、Gene-K です

今回紹介する80年代のおすすめのアルバムは、The Pop Group(ポップ・グループ)の「For How Much Longer Do We Tolerate Mass Murder?」です。

1979年の衝撃的なデビュー・アルバム「Y(最後の警告)」の余韻が覚めないままの歴史的傑作「For How Much Longer Do We Tolerate Mass Murder?」です。

トラディショナルからパンク、パンクからニューウェーブへと移り変わる中で、世界的なディスコ・ブームで大衆化した80年代のニューウェーブとは確実に違う音楽スタイルを目指した、いわゆるポスト・パンク、オルタナの代表的なバンド「ポップ・グループ」。

社会的メッセージをシャウトする70年代のガレージ・パンクの攻撃的なパンク・ライクなサウンドに、ファンクやジャズ、レゲエなどの多様な音楽要素を取り入れた緻密で繊細さが、とにかく自由すぎて新鮮で斬新でした。

音楽も感性もフリー・スタイルで、さらにメンバーが自分と同じ10代ということにもあって、当時大いに共感したものです。

聴けば聴くほど引き込まれるアルバムですが、なかでも個人的なお気に入りは「Fotces Of Oppression」。超絶ファンキーでパンキーでジャジーでノイジーなサウンドと、マーク・スチュワートの暴力的なまでの唸り声が危険なほどに脳神経を揺さぶります。

彼らの後に次から次へと出てくる同様のバンドのお手本になったのではと思うほどの傑作(だと勝手に思っています)。

音楽的に歴史的名盤ですがアルバム・ジャケットもご覧のとおり芸術的センスがピカイチです。

見て聴いてその難解さに困惑して惹かれていく。

そのストーリーが完璧に出来上がっています。アバンギャルドで芸術的インパクトしかありません。

」は少数民族をオマージュ?

ポップ・グループとしては短命でした。

1981年分裂後に、ピッグバッグ(Pigbag)マキシマム・ジョイ(Maximum Joy)ヘッド(Head)リップ・リグ・アンド・パニック(Rip Rig & Panic)と、いずれもポスト・パンクを代表する伝説的なバンドとしてその名を残しています(どのバンドも最高カッコいいです)。

とにかく感性を揺さぶられたい方におすすめです。

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