
こんにちは、Gene-K です
昭和の J-POP が世界規模で幅広い世代から注目を浴びてますが、日本の昭和のフォークも侮れませんよ。
ということで、今回は 洋楽 でも 80s でもなく、昭和の数あるいかしたフォークの名盤の中から、いつ聴いても心つかまれる フォークの神様・岡林信康さんのコンサート・アルバム「岡林信康コンサート」を紹介します。
1970年12月1日に東京の神田共立講堂で行なわれたコンサートの模様を収録している2枚組のアルバムです。
有名な「わたしを断罪せよ」「見るまえに跳べ」のアルバムから選曲されたベスト・アルバムとも評される内容です。
ホント選曲が素晴らしいです。
思想感漂う叙情的な詩や、日本的な哀愁あるメロディーに、やけくそなボーカルがぶつかり合う、超社会派の「和製のパンクの原点」を垣間見ることができます。いやいや、パンクよりもパンク⁈
なんて・・・

なんだか混沌とした、先の見えない今の時代に聴いても共感するばかり。
シンプルなんだけど、とてつもなく力強い底力を感じます。
ということは、1970年代の昭和の時代から進化しているようで、実は、な~んにも変わっていないのかもしれませんね。変わったのは表面だけで、本質的な問題は深く根付いたまま。
収録されている曲はこちらのとおり。
- 1970年12月暮
- 山谷ブルース
- チューリップのアップリケ
- お父帰れや
- 生活の柄(高田渡)
- 教訓1(加川良)
- おなじみの短い手紙(高田渡)
- 手紙
- 流れ者
- 性と文化の革命
- それで自由になったのかい
- かくれんぼ(はっぴいえんど)
- はいからはくち(はっぴいえんど)
- おまわりさんに捧げる唄
- 君を待っている
- だからここに来た
- 自由への長い旅
- 私たちの望むものは
- 今日をこえて
タワーレコードでCDを購入できますよ!
ちなみに、1曲目~10曲目がレコード盤の1枚目、11曲目~19曲目がレコード盤の2枚目となっていてます。レコード盤ですのでそれぞれA面とB面(裏表)に分かれています。
前半の1枚目は、じっくり聴かせる弾き語りの曲がメインです。ボブ・ディランとはまた違う感じの。
ゲストとして高田渡さんが「生活の柄」「おなじみの短い手紙」を、加川良さんが「教訓 1」の名曲をそれぞれ聴かせてくれます。
「山谷ブルース」は、岡林さん本人が山谷で日雇い労働者として働いていた時に経験した内容の曲で、「手紙」「チューリップのアップリケ」は被差別部落をテーマにした曲ということで有名です。
そして何より特筆すべきは、後半の2枚目です。
当時バックバンドをつとめていた日本語ロックの先駆者であり、伝説的なバンド はっぴいえんど(細野晴臣さん、大瀧詠一さん、松本隆さん、鈴木茂さん)との共演です。
メンバーは、音楽界のビッグネームばかり。
貴重な単独演奏は「かくれんぼ」「はいからはくち」の2曲ですが、10曲目の「 性と文化の革命」から19曲目の「今日をこえて」までの編曲・演奏は、はっぴいえんど です。

岡林さんだけでなく、コンサート・ゲストの加川さん、高田さんや、他にも遠藤賢司さん、小坂忠さんらのバックバンドとして活躍してきた はっぴいえんど 。
ロックだけでなく、そもそものフォークの分野での貢献度も極めて高い、日本の音楽シーンにはなくてはならない存在であったわけです。
岡林信康がはっぴいえんど共にURC時代にシングル盤としてリリースし、日本のロック史に名を刻んだ名演の数々。はっぴいえんどとの最後のスタジオ録音となった「私たちの望むものは」をボーナスレコードとして収納した豪華6枚組限定7インチBOX-SET!
このコンサートでの岡林さんと はっぴいえんど によるロック・コラボレーションは涙ものです。
日本のロック史に残る名演です。
コンサート盤の臨場感に心躍ります!
と、聴けば聴くほど胸の中が熱くなる名盤です。
今の時代だからこそ聴きたい名作ですね。
タワーレコードでCD盤のコレも買っておこうかな~

こんなカッコイイの聴くと
岡林さんみたいにギターの弾き語り、やりたくなりますよね~