映画「365日のシンプルライフ」を観て…

こんにちは、Gene-K です

映画「365日のシンプルライフ」を観ました。

原題「Tavarataivas」2013年・フィンランド

フィンランドのペトリというひとりの若者が、失恋をきっかけにある実験を行います。

持ちモノすべてを倉庫に預けます。

衣類も、もちろん下着もすべて。1日に1つだけいるモノを倉庫へ取りに行きます。

これを1年間365日行います。その間、新しいモノは買えません。

なので、1日目は本当に全裸からのスタートです。

この映画の監督も主演もペトリ自身であり、登場する家族や友人たちもホンモノ。

演じている感よりもリアル感が強く、実験的ドキュメンタリー映画としての説得力がとても濃厚です。

思い切ってまず捨てるところからはじまる「断捨離」とは違い、今あるモノの中から本当に必要なモノは何か、日常生活の中から移り変わるペトリの価値観と照らし合わせて考察していく過程がとても興味深いです。

また、BGMのジャズ・サックスが北欧の情景とマッチしてとってもクールで、シンプルな生活がさらにオシャレに見えてしまいます。

シンプルな生活とは何か?

生きていくうえで大切なものは何か?

モノが溢れ、モノにしばられ、物質的豊かさが蔓延している現代社会において、持たない生き方が精神的満足度と人間的価値を高めるのではないか?をペトリの実験を通して垣間見る、そんな映画です。

自分だったらまず最初に何を持ってくるかなとか、自分のライフスタイルと価値観と、今あるモノとを照らし合わせ考えながら、アレコレと考えてみたりも。

ミニマムでシンプルな生活スタイルに関心のある方や、ゆるくてノンストレスな映画が好きな方にオススメです。

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