
こんにちは、Gene-K です
われわれは好んで他人が完全であることを求めはするが、自分自身の欠点を正そうとしない。
トマス・ア・ケンピス
これ、なかなか胸に刺さる言葉ですよね。
たぶん、誰にでも当てはまってしまいそうな言葉ではないでしょうか。
たとえば、職場や家庭生活の中で「普通だったらこうするよね?」「いちいち言われなくたってそんなことやるの普通じゃない?」とか、よくありません?
そしてそのひと言が、後々の人間関係がこじれるキッカケ・原因になったりと。
自分のことはさておき、相手には自分の要求を勝手に期待し、完璧な結果を想像する。
自分が思った通りの結果にならないと、勝手にイライラ、悶々と。
それが原因で、パワハラ・モラハラにエスカレートすることも。
自分と人は違う
まず、問題の原因は"自分と人は違う"という大前提が理解ができていないことです。
自分が考える常識(普通や、当たり前)は、人類すべて共通の常識ではないという事実に気づいてない。
たとえ、家族でも、親友であってもそうです。
人と人との関で、言わないと(伝えないと)相手に正しく伝わらないコトのほうが圧倒的に多いのです。
ましてや、自分の求める完璧さは、より丁寧に説明しないとわかるはずなどありません。
こっちが言わなくても何でも完璧にこなす完全無欠の人間など存在しないのです。
コミュニケーションの目的
足りないところを補完し合う、そのために必要なのがコミュニケーションです。コミュニケーションなくして状況共有はできません。
もし、相手に自主的な行動を期待するなら、その理由と目的を伝えないと相手にその意味も必要性も伝わりません。
そんなこと、いちいち言わなくてもできるのが普通でしょ?という人に共感できる人はいません。
忖度を求める政治の世界を除いては(苦笑
自己認知力
まずは、相手がどう、というより、自分が自分自身のことを冷静に客観視する"自己認知力"を高めることが重要です。
能力の低い人は、自分の能力が低いことに気づく能力(自己認知力)も低いです。
まずはそこからスタートです。
そして、自分の問題を発見し、解決することで、大抵の事はうまくいくはずです。