
こんにちは、Gene-K です
今回紹介する80年代のおすすめのアルバムは、PIL(Public Image Limited)の「Flowers of Romance」というアルバムです。
パンク・バンドのアイコン的存在"セックス・ピストルズ"の後に、超絶キワものな鬼才"ジョン・ライドン"が結成したバンド PIL(Public Image Limited)。
結成当初のサウンドはニューウェーブでありノーウェーブな独特な世界観が際立っていました。
ピストルズのファンはこのアルバム、一度は耳にしているのではないでしょうか。
パンクなサウンドを期待すると完璧に裏切られます。
好き嫌いがはっきり分かれます。
後のヒットナンバー「This is not love song」とは違う、無機質でインダストリアルな実験的サウンドとアバンギャルドで簡単には理解の及ばない難曲ばかりです。
いい意味で裏切られました。
ジョニー・ロットンから改名し、マルコム・マクラーレンにより商業化されたパンクから決別し、ネクスト・ウェーブへの挑戦を痛感した先鋭的サウンドへの変革を痛感しました。
よく言われるところのポスト・パンク、オルタナ路線の先駆者というところでしょう。
ベーシストが脱退によりベース無しでレコーディングされたという逸話でも有名なアルバムですが、ベース不在を打ち消すようなエネルギッシュなドラムがズンズンと脳髄を刺激し快楽感を高めます。
カリスマ的な人気を誇ったジョン・ライドンの傑作です。
時代を感じさせない彼の独自の音楽性は、今聴いても洒落てます。
そして、ジャケ買いしてしまうほどインパクトのあるアルバム・ジャケット。
ある意味で80年代の芸術的、前衛作品です。
他人とは違う超個性的な音楽を好む人は完落ちします。
ハマります。おすすめです。